2022.03.25 介護・福祉について 介護の資格

生活相談員とケアマネージャー(介護支援専門員)の違い

生活相談員とケアマネージャーの違いとは?

 

介護職として働いている皆さんは、キャリアアップを考えた時に「生活相談員」や「ケアマネジャー」といった職種を検討したことがあるのではないでしょうか?

しかし、生活相談員とケアマネージャー(介護支援専門員)の違いがわからず、どちらを目指せば良いか迷っている方も多いと思います。

相談業務という点では、似ているところがありますが、仕事内容や必要な資格、働く場所、給料などには大きな違いがあります。

今回は、生活相談員とケアマネージャーの違いがよくわからない!!という方のために、それぞれの仕事について、わかりやすく解説していきます♪

生活相談員やケアマネージャーへのキャリアアップを
目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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生活相談員とは

 

生活相談員は、ソーシャルワーカーとも呼ばれています。

ソーシャルワーカーはもともとは社会福祉に携わる方の総称でした。

しかし、現在では社会福祉士精神保健福祉士資格を持つ人のことを指すようです。

なお、介護老人保健施設では生活相談員のことを支援相談員と呼びます。

生活相談員は、高齢や障害などにより介護を必要とする方の相談に応じるのが仕事で、介護サービスの窓口的役割があります。

担当する業務は多岐にわたり、介護サービスの質の向上を担っています。

 

ケアマネージャーとは

 

介護や支援を必要とする方が、介護サービスを適切に
利用できるようにサポートするのが仕事です。

具体的には、ご利用者の身体状況や生活環境を踏まえて、ケアプラの作成をします。

常に変化するニーズとケアプランをすり合わせ、
適切な介護サービスを提供し、継続的にご利用者と
関わるのが特徴です。


ご利用者本人や家族の方とサービス事業者との連絡調整を務めるため、介護現場において非常に重要な役割を担っています。

 

必要な資格


生活相談員に必要な資格


生活相談員になるには、

社会福祉士

・精神保健福祉士

・社会福祉主事

3つの内、いずれかの資格が必要になります。

生活相談員はあくまでも職種の1つであり、
「生活相談員」という資格は存在しません。

また、生活相談員になるには各自治体ごとの資格要件が
加わる場合があります。

たとえば、東京都であれば、

・介護福祉士の資格を有し、介護施設や事業所で1年以上の実務経験を積んでいる

・介護支援専門員の資格を有している

・特別養護老人ホームで、介護の提供に係る計画の作成
に関する実務経験が1年以上ある

・老人福祉施設の施設長をしていた経験がある

といった要件が設けられています。

この要件のうち、1つでも満たしていれば生活相談員
になることができます。

 

ケアマネージャーに必要な資格

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員の資格が必要です。

介護支援専門員は国家資格ではありませんが、介護系の資格の中では上位に位置しています。

取得するには、受験資格を満たしたうえで、年に1回実施される介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。

受験資格は
「国家資格などに基づく業務をはじめ、生活相談員
・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員の業務を、通算5年以上かつ、従事日数900日以上取り組むこと」です。

条件を満たすことができれば、アルバイトやパート勤務の方でも受験できます。

ただし、試験の合格率は10%から20%前後と難易度がとても高いです。

仕事内容の違い


生活相談員の主な仕事は大きく分けて
・相談・連絡・調整などになります。

ご利用者やご家族に対する相談援助、介護職員や
ケアマネージャーとの連絡調整、ケアプラン作成援助
などを行います。

生活相談員の仕事は、看護師やケアマネのように
法律によって定められておらず、施設によって
求められる仕事が異なります。

生活相談員は、ご利用者が安心かつ快適な時間を
過ごせるように、ご家族やケアマネージャーと連携を
図り、支援しています。

一方、ケアマネージャーは、ケアプランを作成したり、
市町村や事業所、施設との連絡調整をしたりするのが
主な仕事です。

デスクワークが中心ですが、ご利用者の自宅や役所、
地域包括支援センターなどを訪問することがあります。

ケアマネージャーは正社員雇用がほとんどですが、
中には短時間勤務やパートタイムという形で働いている方もおられます。

基本的に日勤のみなので、ライフスタイルに合わせた
働き方が可能です。

 

介護職との兼務



生活相談員やケアマネージャーが介護職を兼務し、
身体介護や生活援助を行うことは珍しくありません。

大きな施設なら専任で働くことも可能ですが、
小規模な施設だと、生活相談員やケアマネ業務を行いながら、ご利用者のお世話をしたり、身体介助を行ったりすることがあります。

そのため、生活相談員やケアマネージャーに専念して
働きたいという方は、ぜひご相談下さい♪

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生活相談員とケアマネージャーが働く場所

生活相談員の職場

生活相談員の職場は、デイサービスから介護施設まで
さまざまです。

生活相談員はそれぞれの施設で人員配置が定められており、デイサービスセンターでは生活相談員を1名以上、常勤で配置することが必須になっています。

特養や老健、有料老人ホームはご利用者100名につき、
常勤の生活相談員が1名以上の配置が必須になります。

 

ケアマネージャーの職場

ケアマネは、居宅介護支援事業所だけでなく、介護施設でも活躍可能です。

勤務先が居宅介護支援事業所の場合は、近隣地域で在宅介護を必要としている方が対象です。

規模が大きい事業所だと先輩ケアマネが多く在籍しているので、知識を吸収しながら働くことができます!

特養や老健といった介護施設の場合は、入居しているご高齢者を対象にしています。

勤め先によって業務内容が異なる場合があるので、
ぜひご相談下さい♪

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生活相談員とケアマネージャーの給料

厚生労働省データによると、

介護職員の平均月給     315,850円

生活相談員の平均月給    343,310円

ケアマネージャーの平均給与 357,850円

となり、生活相談員やケアマネージャーのほうが一般の介護職よりもお給料が高いことがわかります。

ケアマネージャーは介護業界の中でもかなり高い収入を
得られる職種です!

生活相談員はその次に給与が高いので、
生活相談員やケアマネージャーを目指してキャリアアップを図る方が多くおられます。

 

まとめ

生活相談員とケアマネージャーは混同されることが
ありますが、実際はまったくの別物です!

生活相談員になるには、社会福祉士・精神保健福祉士
・社会福祉主事のうち、いずれかの資格が必要で、自治体によっては資格要件を満たせば無資格でもなれます。

一方、ケアマネージャーは介護支援専門員の資格と実務経験が必要なので、無資格・未経験の方ではなれません。

人手不足の介護業界では介護職と兼務することもあります。

生活相談員は、ケアマネージャーや施設長のキャリアアップに繋がり、福祉の専門家として今後もニーズの高まりが期待されます。

介護業界におけるキャリアの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたでしょうか?

今回は生活相談員とケアマネージャー(介護支援専門員)の違いについて解説してみました。

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