2021.07.30 介護・福祉について 施設ごとの仕事内容・働き方

特別養護老人ホームの仕事内容と働き方

介護業界の中でも特に求人が多い特別養護老人ホームの介護職☆彡
今回は、特別養護老人ホームで働くことを検討している方のために
その仕事内容や働き方について紹介いたします★

特別養護老人ホーム
とは

特別養護老人ホーム(特養)というのは、介護を必要とする高齢者の中でも、在宅での介護が困難な方を対象にした介護施設のことです。社会福祉法人や地方自治体などが運営している公的施設で、民間が運営している有料老人ホームと比べると低料金で利用することができます。

入所するには条件を満たす必要がありますが、認められた場合には高度な医療が必要にならない限り、原則として終身にわたって入所することが可能です。特養と混同されがちな施設に「介護老人保健施設」がありますが、介護老人保険施設は高齢者が自宅で生活できるようになることを目指す施設であるのに対し、特養は身体介護や生活支援などのサポートをしながらその施設で居住することを目的としています。

また、特養で提供されるサービスは、各都道府県によってその内容が決められていて、食事や入浴の介助、掃除・洗濯といった身の回りの世話、排泄介助、レクリエーション、健康管理など多岐に渡ります。特養は「終の住処」としての役割も担っているため、最近では看取りのための介護に取り組む施設も増えているようです。

仕事内容

要介護度の高い高齢者が入居する特別養護老人ホーム。利用者に手厚いサービスを提供するために、特養にはさまざまな職種の方が働いています。ここでは、特別養護老人ホームで活躍している職種と、その仕事内容について詳しく見ていきましょう。

介護職員

最も多いのが、特別養護老人ホームの要となる「介護職」です。食事や入浴の介助、おむつ交換などの排泄介助、トイレへの誘導、レクリエーションなど、24時間体制で利用者に寄り添いながらその生活を支えます。未経験の方でも働くことは可能ですが、介護福祉士などの有資格者は待遇面で有利になるケースが一般的です。

社会福祉士

生活相談員として、利用者が快適に施設で生活できるようにサポートをします。利用者やその家族、また入所を希望されている高齢者やその家族の相談・援助、入退所に関する手続き業務、行事の計画などその仕事内容は幅広く、「縁の下の力持ち」のような存在です。

看護師

特養で働く看護師の主な仕事は、利用者の体調管理です。毎日の体温や血圧の測定といったバイタルチェックをはじめ、投薬管理、ちょっとしたケガの処置、医師への連絡を行います。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

利用者一人ひとりに合ったケアプランの作成を行います。現場で働く介護職員は、ケアマネジャーが作成した介護プランに沿って介護を提供していくのです。また、施設によっては、ケアマネジャーがスタッフの勤怠管理などを行なっているところもあります。

仕事の流れと働き方

特別養護老人ホームは昼夜を問わず介護を行う施設であり、夜勤があることはもちろん、早出や遅出もあります。また介護度の高いご入居者様が多いため、おむつ交換や移乗介助、入浴介助に関わる時間も少なくありません。その他、ケアプランの作成や、ケアの質の向上を図るための委員会活動なども行われています。

実際に働くところを想像しやすくするため、一般的な職員の一日のスケジュール例をご紹介いたします☆彡

日勤のスケジュール例

8:00 出勤
夜勤からの申し送り、引き継ぎをしてご入居者様の情報共有をします。

9:30 入浴の介助
入浴介助を行います。多くの施設では入浴は週に2、3回程度で、それ以外は身体を拭くなどして清潔を保ちます。

12:00 昼食
自分で食事ができない利用者には食事介助をし、食後には口腔ケアを行います。薬を飲んでいるご入居者様に対しては服薬の手伝いもします。

13:00 休憩

14:00 レクリエーション
ゲームや簡単な体操、カラオケなど、介護職員が企画したレクリエーションを行います。季節を感じさせる取り組みをするなどの工夫も必要です。

15:00 スイーツタイム
お饅頭やケーキなどのスイーツを味わいます。

16:00 コミュニケーションタイム
ご入居者様とお話をしてコミュニケーションをとります。

17:00 夕食の配膳
夕食の配膳、ご入居者様の状態に合わせた食事メニューを用意しています。

17:30 夕食
食事の介助、喉詰まりの見守り、口腔ケア

17:45 夜勤への引き継ぎ
夜勤スタッフへの申し送り、情報共有

18:00 業務終了

求められるスキル

特別養護老人ホームで働く介護職の方は、基本的な介護スキルが備わっていることはもちろん、その場の状況に合わせて臨機応変に対応することができる判断力、それぞれの専門職種と連携を取りながら働くコミュニケーションスキルなどは不可欠です。また、特養には認知症の高齢者も多く入居しているため、時には心ない言葉をぶつけられたり、理不尽な態度を取られてしまったりすることもあります。そうした場合でも心を落ち着けて、穏やかに対応していくためには、自分自身の感情をしっかりとコントロールする冷静さも必要です。

どんな人が向いている?

介護施設の中でも施設数が多い特別養護老人ホームですが、国の方針もあって今後も増加することが予想され、求人募集の件数も増えていくと思います☆訪問介護やデイサービス、有料老人ホームなどに比べて特養は、介護度の高いご入居者を受け入れているため、介護職員は一定の介護技術や経験値が求められ、その分待遇面が充実していることも多く、介護経験をお持ちの方はさらにステップアップを目指せます☆彡

ご入居者様とじっくり向き合いたい方
介護技術を磨きたい方
認知症の方の対応力を身につけたい方
安定した収入を得たい方

特別養護老人ホームに入居している高齢者は要介護度の高い方が多く、仕事の内容も入浴や排泄の介助などといった身体介助がメインになります。そのため、体を動かすことが苦にならず、体力に自信のある方はストレスを感じずに働くことができると思います☆また、24時間体制で利用者のお世話をするため、人と関わることが好きな方も必須条件となるでしょう☆


特別養護老人ホームでの仕事は多岐にわたるため、幅広い介護のスキルを身につけることができます!働きながらキャリアアップしたい、上を目指したいという方もチャレンジしてみはいかがでしょうか☆彡
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