介護分野で活躍する機能訓練指導員について、ご存じですか❓機能訓練指導員になるには必要な国家資格があり、誰もがなれる職種ではありません✨今回は、機能訓練指導員になるための資格や求められるスキル、働ける場所など、機能訓練指導員について幅広く解説、ご紹介いたします!
機能訓練指導員とは?
機能訓練指導員は、介護保険法によって定められている、リハビリ分野における重要な職種です。利用者様それぞれの障害の程度や能力、介護度に応じて、適切なリハビリの計画を立てて実施し、自立した生活が営めるように支援する仕事です。
機能訓練指導員は特別養護老人ホームやデイサービスセンターに、必ず一人以上配置をすることが定められています。
そしてご存知ない方もいらっしゃいますが「機能訓練指導員」という資格はありません。介護施設や病院で機能訓練指導を専門的に行うスタッフのことを機能訓練指導員と言い、資格ではなく、あくまでも職種なのですが、機能訓練指導員という職種に就くためには下記8ついずれかの資格が必要になります★
機能訓練指導員になるには8つの国家資格からいずれかを取得する
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・看護師または准看護師
・柔道整復士
・あん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師
機能訓練指導員という名前の資格はありませんが、上記の8つの国家資格からいずれかを取得することで、機能訓練指導員として働くことが可能となります!どの資格も取得するには、数年間、専門の学校や養成所に通い、国家試験の合格が必要です。
機能訓練指導員になるための試験などはありませんので、すでに資格を持っている方は機能訓練指導員として今すぐ働くことができますよ☆彡
ただし、利用者様のレクリエーションや行事を通じて行う機能訓練指導については、施設の介護職員によっても行うことが可能です!
保有する資格によって求められる
機能訓練指導員の仕事内容
機能訓練指導員は、資格要件に含まれる8つの資格のうち、全員が同じ資格を所有しているわけではありません。学んでいるスキルや知識にも違いがあるため、保有している資格によって期待される職務にも若干の違いがでてきます。
①看護師または准看護師
看護師の資格を持つ機能訓練指導員は、医学的な知識を用いて、体調管理、病気のリスク管理、病気・けがの処置などをおこなうことができます。デイサービスでは、機能訓練指導員と看護師を兼務する場合もあります。リハビリの知識や技術については、働きながら覚えていくケースが多く、厚生労働省によると、平成28年では通所介護の機能訓練指導員の65.6%が看護師の資格を所有しています。
②理学療法士
医学的リハビリテーションに基づいて、歩く・立つなどの基本動作機能が低下した利用者様に、リハビリテーションを行います。運動療法や物理療法が活用できる点が特徴で、機能の回復や悪化の予防を目標として定め、自立を促します。利用者様の状態の評価や機能訓練のためのプログラムの作成、実施ができれば、どの現場でも求められるでしょう。
③作業療法士
作業療法士の資格を持つ機能訓練指導員は、入浴、食事、掃除など、応用動作のリハビリテーションが得意ですから、その専門性を生かしたリハビリをおこなうことはもちろん、立つ・歩くなどの基本的な動作に関するリハビリ指導も求められます。レクリエーションなどのさまざまな活動を通した心と体のケアが得意な点などは、機能訓練指導員として重宝されるポイントです。
④言語聴覚士
言語聴覚士として働く機能訓練指導員は、言語訓練や、嚥下障害・口腔機能に関するリハビリ指導などが求められます。口腔ケアや、誤嚥の予防の観点からリハビリを提供する場面が多いです。高齢者の体力を維持するために不可欠な食べる力を支援する仕事として、その専門性の知識や技術を求めている高齢者はたくさんいます。
⑤柔道整復師
柔道整復士の資格を持つ機能訓練指導員は、骨や筋肉など、人体の損傷に対しての痛みを緩和し、機能回復を支援します。柔道整復士は、高齢者特有の疾患に精通していることも多く、介護施設でも重宝される存在です。介護業務全般の技術においては、現場で学んでいくケースが多いです。
⑥あん摩マッサージ指圧師
あん摩や指圧、マッサージなどにより、体の不調を緩和させることが得意です。機能訓練指導員としては、体の不調を緩和させると共に、その不調の原因を探っていきます。固定や整復などにより体の損傷の回復を促す職業です。外傷によって発生した骨折や脱臼、打撲などに対応します。
⑦鍼灸師
鍼灸師の資格を持つ機能訓練指導員は、体の痛みを取り除くプロとしての技術と知識が求められます。はりや灸によって体の不調の回復を促し、筋肉のこりの解消や血行の促進をはかります。平成30年から機能訓練指導員として認められるようになりました。
※鍼灸師のみ、機能訓練指導員になるために必要な要件がある
鍼灸師の場合、その他の資格とは機能訓練指導員になる要件に異なる部分があります。鍼灸師の資格保有者が機能訓練指導員になるためには、鍼灸師以外の機能訓練指導員が在籍する施設にて、半年以上の実務経験が必要です。
機能訓練指導員が活躍する職場
◆介護施設◆
介護施設で機能訓練指導員として働く場合は、介護施設を住まいとしている入居者や、デイサービスなどに継続的に通う利用者を相手にすることが多く、一人の利用者と長期的に関わりやすいです。他のスタッフに対して指導方法をアドバイスしたり、レクリエーションなども専門家の視点からサポートしたりします。
・デイサービス
・ショートステイ
・特別養護老人ホーム
・有料老人ホーム…など
◆医療施設◆
医療施設は、医師や看護師が常勤で配置されている施設のため、医療色が強めです。介護老人保健施設は、リハビリ専門職の配置が義務付けられており、一般的な介護福祉施設に比べて介護度が高かったり重い障がいを抱えている傾向にあります。その分、機能訓練によって在宅復帰がかなった時の喜びは大きく、やりがいもあります。
より専門的なリハビリをおこないたい人や、医師などの医療関係者との連携によって仕事をしたい人におすすめです。
・介護療養型医療施設
・病院併設型リハビリステーション
・介護老人保健施設
介護福祉士などの福祉系の資格では機能訓練指導員にはなれないので注意
機能訓練指導員は介護分野でも活躍する人材ではありますが、介護福祉士や社会福祉士は機能訓練指導員になれる資格に含まれません。
しかし、介護経験者は、機能訓練指導員になるための資格を取得することで、介護だけでなく、医療施設への転職も考えられるようになり、視野が広がります!これから介護分野ではなく医療分野でも就職も選択肢に入れたい方は、機能訓練指導員になるための資格取得も目指されてはいかがでしょうか☆彡
機能訓練指導員になるには国家資格が必要ですが、職務も待遇も魅力的な仕事です
機能訓練指導員になるには、規定されている8つの国家資格からいずれか一つを取得する必要があります。どの資格も、学校に通い国家試験に合格する必要があり、簡単ではありません。しかし、機能訓練指導員は需要が高く、比較的高収入の待遇を得やすくなるため、これから介護分野・医療分野で働きたい人にとってはおすすめです。
機能訓練指導員になれるのは、理学療法士等のリハビリ専門職や看護師だけではなく、柔道整復師等も含まれています。これまで介護の分野で働いたことがなくても、その知識や技術が新たな場面で活かせるチャンス!
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